さくら学院 オープンキャンパス学校説明会にいってきました

先日のエントリで不安を書き散らしましたが、11/23に「さくら学院 オープンキャンパス学校説明会」が代々木 山野ホールにて開催され、参加してきましたので印象を書きます。


式次第としては、以下のような感じ。

  1. 導入ビデオ上映
  2. 生徒紹介
  3. 校長挨拶
  4. 校則発表
  5. 校長による授業:さくら学院のマスコットキャラを考えよう
  6. 「ベリシュビッッ」MV上映
  7. 「ベリシュビッッ」ライブ
  8. 重大発表:来年1月〜 TOKYO MXでレギュラー番組開始
  9. ミニライブ

感想の要約

  • 校長に就任した倉本美津留氏は、以前「新しいこども番組」でメンバーと関わりもあったため申し分ない。
  • 今回のオープンキャンパス学校説明会は、企業における投資家向けの経営方針説明会の様なもので、校則として理念を掲げた。その中で、さくら学院のメンバーはスーパーレディーになること、つまり人間として成長することが明文化された。そして、「教室エンターテイメント」とは、さくら学院と共に学び、ファンも成長することである。
  • ゲストの小島よしおは、森ハヤシ先生とも縁があって、メディア向け要員としては適任だった。
  • イベント自体は満足できるものだったので、「イベント参加券付きCD予約販売」ではなくチケットを販売するべきだと思った。もしくは完全にオープンなイベントにするべきだった。CDの売り方も成長しましょう。
  • 事前に提示されていたキーワードやイベント内容に具体性が欠けており、ファンはイベント参加券の入手方法により悪印象を持っていたため、不安に思ってしまった。事前情報は誤解・曲解されないような表現にすることが望ましい。
  • さくら学院は、アイドル活動を通してメンバーが一人の人間として成長する場、つまり、アイドルであり、学校である。

結論

「教室エンターテイメント」いいじゃないですか!さくら学院は成長します!周りの大人も成長しようじゃないですか!

詳細

さくら学院に校長が誕生!!

Twitterで見かけた予想通り*1、校長は倉本美津留氏でした。
倉本美津留氏と言えば、イベント中にも触れられましたが、Web番組「新しいこども番組」のビビル先生としてお馴染み。
この番組は、さくら学院の活動開始後まもなく、メンバーについて調べていたときに知りました。
この番組を見ていたので、倉本氏ならさくら学院の校長としてふさわしいと思いました。

さくら学院に校則ができました!!

今回のオープンキャンパス学校説明会は、まさに企業における投資家向けの経営方針説明会の様な意味合いだったと思います。
ここで言う校則とは、校則とは言いながらも規則ではなく、“理念”です。理念とはさくら学院は何のために存在するのか、と言っても過言ではありません。
ファンから見て、なんとなくそうだよねと思っていた部分が明文化された、という部分もあります。
これ順番にも意味があって、先頭に「アイドルを超えた、スーパーレディーになる!」があって、これを実現するためには以下の様な行動をとりますってことですね。
行き先に迷ったときは理念を振り返り、逸脱しない行動をとるべき、といった性質もあります。


そして、スーパーレディーになるためには、様々な世界で活躍中の第一人者から刺激を受けることが重要であると倉本校長は考えており、そのような方たちを講師として迎え、授業を通して彼女たちは成長するのだと。
そして、彼女たちと共に、ファンである我々も学び成長しましょうと。それがさくら学院の打ち出した「教室エンターテイメント」なのです。

ゲストの小島よしおについて

メディア向け要員として芸人が出演することは予想できていたけど、小島よしおでした。人選は問題なし。「おはスタ」レギュラーでキッズ層にもお馴染みだし、小島の下品な芸についてのみよっちゃんの発言*2もメディア向けの脚本としては申し分ない。
そして、森ハヤシ先生の元相方ということで、森先生の素が垣間見れたことが何より良かったと思ってます。

イベント参加方法について

こんな立派なイベントにするんだったら、「イベント参加券付きCD予約販売」なんて“姑息”な売り方しないで正々堂々チケットを販売するべき。もしくは完全にオープンなイベントにするべきだった。
彼女たちは成長すると宣言したんですから、取り巻く大人も成長しないとダメです。絶対に。*3「CDの枚数が売れればいいじゃないか」という考え方ではダメです。少数の限られた顧客に全く同じCDを何枚も売るのではなくて、いかに潜在顧客を顕在化し、顧客層を広げてCD購入につなげるにはどうしたらいいか、まじめに考える必要があります。

事前情報の出し方について

「教室エンターテイメント」というキーワードだけを掲げて、「校長先生が就任します」とか「さくら学院が変わります」というのは、ファンにとっては、最初から印象の悪かったユニバーサル体制下では、悪いほうに変わるんじゃないか、と思ってしまいます。
でも、実際ふたを開けてみれば、「今までの路線を一歩推し進めます」だったわけで、不安になっただけ損した気分になりました。誤解・曲解されないような表現にすることが望まれます。
もし、不安にさせてイベントの期待度のハードルを下げて、イベント後は最終的に満足して帰ってもらう、ことが狙いだとしたら、考えた担当者はキレ者ですね。

さくら学院はアイドルか?学校か?

記者会見にて、倉本校長が「ライバルは宝塚音楽学校」と言ったのは、他のアイドルと比較・競争するのではなく、さくら学院さくら学院らしく、さくら学院のペースでやりますよと受け取りました。さくら学院は、アイドル活動を通してメンバーが一人の人間として成長する場です。やはり、さくら学院はアイドルであり、学校なのです。


以上

*1:http://twitter.com/#!/mellowlike/status/137371761388945409

*2:「私、ああいうの本当に苦手なんです。受け入れられない。メンバーには小学校5年生の子だっているんだから教育に悪いです」

*3:もちろん我々ファンも同様です